クローン病について
クローン病では腹痛や下痢、血便、体重減少などの症状があらわれます。
クローン病の症状
クローン病は主として若年者にみられ、口腔にはじまり肛門にいたるまでの消化管のどの部位にも炎症や潰瘍(粘膜が欠損すること)が起こりえますが、小腸と大腸を中心として特に小腸末端部が好発部位です。非連続性の病変(病変と病変の間に正常部分が存在すること)を特徴とします。それらの病変により腹痛や下痢、血便、体重減少などが生じます。
難病情報センターHP:クローン病(指定難病96)
(https://www.nanbyou.or.jp/entry/81)
(最終アクセス日:2025年6月2日)

クローン病の経過
クローン病は再燃・寛解をくり返す経過のなかで、治療による影響も加わり症状が変化します。
クローン病の症状は多様性に富むため、クローン病についてよく理解し、自分の治療内容、その効果を理解することが重要です。
- 寛解:
- 治療により症状が治まった状態のこと。寛解状態では普通の生活を送ることができます。
- 再燃:
- 治療により一旦寛解状態になっても、再び消化管に炎症が生じること。新たな部位に炎症が生じることを再発と言います。