クローン病の治療方針
クローン病は、病変の部位やその状態、合併症の有無によって患者さんごとに治療法を検討します。
炎症が残っていると、腸管のダメージによって生活の質(QOL)を落としたり、生命を脅かす結果につながる可能性があるため、治療目標は炎症のない状態を維持することとされています※。
クローン病の治療では、内科治療(栄養療法や薬物療法など)が主体となることが多いですが、腸閉塞や穿孔、膿瘍などの合併症には外科治療が必要となります※。
症状を抑え、あなたのやりたいことを実現しながら、再燃を予防するためにも、治療をしっかり継続することが重要です。
クローン病という病気の理解とともに、あなたの病状をきちんと把握した上で、想いや希望も主治医に伝え、前向きな気持ちで一緒に治療に取り組んでいきましょう。
- ※難病情報センターHP:クローン病(指定難病96)(https://www.nanbyou.or.jp/entry/81)(最終アクセス日:2025年6月2日)